ご縁から生まれた新たな出会い ― 合同会社ボタン様 工場見学レポート
人との出会いは、新しいものづくりの始まりです。
このたび、あるプロジェクトで名刺交換をさせていただいたご縁から、合同会社ボタン様に博多織へ興味を持っていただき、筑前織物 周船寺工場をご見学いただきました。


障がいのある方の「働く」と「技術」を支える合同会社ボタン様
合同会社ボタン様は、就労継続支援A型事業所を運営されており、衣類のリフォーム(お直し)やクリーニングサービスを中心とした事業を展開されています。
店舗では、ご依頼いただいた衣類の検品や受付、リフォーム、染み抜きなどを行い、リフォーム職人が常駐しているため、実際の仕事を通して高い技術を学ぶことができます。
働きながら知識と技術を身につけ、一人ひとりが将来の「職人」を目指せる環境づくりに取り組まれている、とても魅力的な企業です。
また、西日本鉄道株式会社様と連携し、鉄道施設や電車内で拾得されたあと保管期間を過ぎた忘れ物の傘をリメイクし、新たな製品として生まれ変わらせるアップサイクル事業にも取り組まれています。
環境負荷の低減と障がいのある方の就労機会の創出を両立する、これからの時代にふさわしい活動として注目されています。


工場見学のご感想
今回、周船寺工場をご見学いただき、嬉しいご感想をいただきましたのでご紹介いたします。
創業77年という歴史ある織元。着物が好きで博多織にも興味があり、実際の製造工程を見学できることを楽しみにしていました。
工場に一歩足を踏み入れると、歴史を感じる重厚な空間が広がり、織機が規則正しく響かせる「ガチャン、ガチャン」という音は、まるで機械が生きているように感じました。この音を体感できることも工場見学ならではの魅力だと思います。
実際の工程を見て、一つひとつが手作業で根気と集中力を必要とし、多くの時間と労力が費やされていることを改めて実感しました。正確さが求められる仕事だからこそ、高い精神力も必要なのだと感じました。
博多織といえば献上柄というイメージでしたが、実際には多彩な色柄やデザインがあり、その印象が大きく変わりました。伝統を守りながらも現代に合わせて進化し続ける博多織について、多くのことを学ぶことができました。
文:合同会社ボタン 早川様・三木様

新たなものづくりへの挑戦
工場見学後には、合同会社ボタン様が得意とされる縫製・リフォーム技術と、筑前織物の博多織を組み合わせ、新しいものづくりができないかという話で大いに盛り上がりました。
筑前織物では、帯の製造過程で生まれる博多織のハギレも大切な素材と考えています。
これらを活用し、合同会社ボタン様の確かな縫製技術と掛け合わせることで、新たなコラボレーション商品の開発を進めていきたいと考えています。
伝統工芸と福祉、そしてアップサイクル。
一見異なる分野だからこそ生まれる新しい価値があります。
サステナブルな社会づくりに貢献しながら、博多織の新たな可能性を広げていけるよう、これからも挑戦を続けてまいります。
ぜひ、今後の活動にもご期待ください。
■ 合同会社ボタンについて
【設 立】2022 年 11 月
【事 業 形 態】就労継続支援 A 型事業所
【所 在 地】 福岡市中央区薬院 4-18-26 サンビューハイツ浄水 204
【代 表 者】 坂田 知裕
【事 業 内 容】 衣類のリフォーム(お直し)、クリーニングサービス
◼︎【工場見学体験談①】丹後織物工業組合様について、こちらへ
◼︎【工場見学体験談②】本塩沢について、こちらへ
◼︎【ちくぜん見聞録③】合同会社Local Bridge 滝本 颯真様について、こちらへ
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