「博多織は、どのようにつくられているの?」
そんな疑問を、実際に工場を見ながら知っていただくため、筑前織物では小売店様向けの博多織研修会・勉強会を開催しました。
今回は約30名の皆さまに、福岡・周船寺工場へお越しいただきました。
呉服店に入って間もない新人の方から、長年お客様と接してこられたベテランの方まで、幅広い皆さまにご参加いただきました。
今回の研修会で大切にしたのは、
「産地を知ること」 「ものづくりを知ること」 「そして、知ったことをお客様に伝えること」
実際に工場を見て、職人やスタッフの仕事を知ることで、博多織をより身近に感じていただければと考えています。

まずは周船寺工場を見学
研修会は、筑前織物の周船寺工場の見学から始まりました。
最初に見ていただいたのは意匠部。
ここでは、博多織の帯をつくるためのデザインや織り方の設計について説明しました。
普段お店で見る完成した帯が、どのように考えられ、設計されているのか。
実際の仕事を見ながら説明することで、博多織のものづくりをより具体的に感じていただきました。
続いて製織工程へ。
工場では、夏帯、袋帯、佐賀錦、男帯など、さまざまな商品をつくっています。
それぞれの織り機の違いや仕組み、実際に帯が織られていく様子を見ていただきました。
さらに、設計図に合わせて経糸を準備する整経、織り上がった帯を確認する検品作業、そして博多織に使われる絹糸の種類についても説明。
実際の現場を見ていただきながら、博多織ができるまでを紹介しました。

商品を見ながら博多織について学ぶ
工場見学の後は、筑前織物の上野専務と岩本東京支店長による博多織の説明会を行いました。
博多織の歴史や特徴だけではなく、実際の商品を見ながら、織り方や素材、それぞれの商品の違いについて説明しました。
参加された皆さまからも、
「これはどうやって織っているんですか?」
「この帯とこちらの帯は何が違うんですか?」
など、たくさんの質問がありました。
商品を実際に手に取りながら、参加者の皆さまと意見を交わす時間も多く、予定していた約半日の時間があっという間に過ぎていきました。

工場を見たからこそ、伝えられること
今回の研修会を通して、改めて感じたのが、実際に見ることの大切さです。
お店で見る一枚の帯。
その一枚ができるまでには、デザイン、設計、糸の準備、製織、検品など、たくさんの工程があります。
そして、それぞれの工程に携わる人がいます。
実際に工場を見て、ものづくりの現場を知っていただくことで、お客様に博多織を紹介するときにも、より具体的に、そして自分の言葉で伝えていただけるのではないかと思います。
博多織を通して、人と人がつながる
今回、約30名の皆さまと一緒に博多織について学び、たくさんの話をすることができました。
工場を見ていただき、商品を手に取り、質問をしていただく。
そこには、普段の商品説明だけでは生まれない、新しいコミュニケーションがありました。
博多織を知ること。 ものづくりを知ること。 そして、人を知ること。
博多織を通して、人と人がつながっていく。
そんな大切な時間を、私たちも皆さまと一緒に過ごすことができました。
筑前織物では、今後も小売店様向けの博多織勉強会・研修会を開催していきます。
また、企業様や社員の皆さま向けの研修会なども開催しています。
「博多織をもっと知りたい」
「スタッフに産地や工場を見てもらいたい」
「お客様に博多織の魅力をもっと伝えたい」
という方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
産地を知る。 ものづくりを知る。 そして、その魅力をお客様へ伝える。
筑前織物は、これからも博多織を通じて、人と人をつないでいきます。
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