暑い季節が長くなった今、着物を楽しむうえで「少しでも涼しく、軽やかに装いたい」という声が増えています。
そんな夏の装いにおすすめしたいのが、筑前織物の夏帯シリーズ 「カトルセゾン」 です。
「カトルセゾン(Quatre Saisons)」とは、フランス語で春・夏・秋・冬、四季という意味。
名前の通り、夏帯でありながら、季節を限定せず長く楽しんでいただけるように考えて製作しています。
夏帯らしい透け感。でも、少しだけ控えめに
夏帯といえば、まず思い浮かぶのが「透け感」。
盛夏の着物姿を涼しげに見せてくれる、夏帯ならではの魅力です。
一方で、透け感の強い夏帯は、どうしても着用できる時期が限られてしまいます。
そこでカトルセゾンでは、夏帯らしい軽やかさや涼しさを残しながら、あえて透け感を少し抑えた織りにしています。
「夏帯だけれど、夏だけに限定しない。」
そんな考え方から生まれた帯です。
季節の境目が曖昧になり、暑い時期が長くなった現代の着物スタイルにも、取り入れやすい夏帯を目指しています。

毎年、新しい柄が生まれる「カトルセゾン」
カトルセゾンは、毎年新しい柄を製作しています。
そのデザインは、一つの方向に限定されません。
唐草などの古典的な文様から、現代的なデザイン、直線を生かした幾何学的な柄まで。
同じ「夏帯」というカテゴリーの中でも、印象の異なるさまざまなデザインがあります。
着物に合わせる帯として考えたとき、
「古典的な着物に合わせたい」
「少しモダンな雰囲気にしたい」
「帯を主役にしたい」
など、好みに合わせて選べるのもカトルセゾンの魅力です。
伝統工芸士と若手スタッフが生み出す、新しい博多織
新しい帯が商品として世に出るまでには、さまざまな工程があります。
カトルセゾンの新柄も、伝統工芸士や若手の意匠スタッフがそれぞれの感性と技術を生かしながらデザインを考え、商品開発会議を経て製品化されています。
長く受け継がれてきた博多織の技術。
そこに、現在の着物を取り巻く環境やファッション感覚、そして若い感性を組み合わせる。
それが、毎年新しい博多織を生み出す原動力になっています。
伝統をそのまま守るだけではなく、今の時代に選ばれる博多織をつくる。
それも、博多織メーカーとして筑前織物が大切にしているものづくりの一つです。

最近こだわっているのは「柄」だけではありません
カトルセゾンのものづくりで、最近特にこだわっているのが、**柄のない部分の「組織」**です。
帯のデザインというと、つい柄そのものに目が行きます。
しかし、博多織では、柄と柄の間にある無地部分の織り方によっても、帯の表情は大きく変わります。
糸の組み合わせや織りの組織を工夫することで、
- 柄をより際立たせる
- 帯に立体感を出す
- 光の当たり方によって表情を変える
- 「陰」と「日向」のような奥行きをつくる
といった表現が生まれます。
一見するとシンプルな部分にも、実は細かな工夫が込められている。
柄を見るだけでは分からない「織りの表情」を楽しめるのも、博多織の面白さです。

周船寺工場では、一年を通して夏帯を製作しています
カトルセゾンをはじめとする夏帯は、夏になってから作り始めるわけではありません。
筑前織物の周船寺工場では、一年を通して夏帯の製作を行っています。
それでも、現在は生産が追いつかないほど、多くのご注文をいただいています。
博多織の帯は、企画してすぐに完成するものではありません。
意匠を考え、試作を行い、織りを調整し、商品として仕上げていく。
一つの帯が完成するまでには、多くの人の技術と時間が必要です。
だからこそ、気に入った一本に出会ったときには、その出会いを大切にしていただきたいと思っています。

お気に入りの一本に出会ったら、それは「一期一会」
毎年、新しい柄が生まれるカトルセゾン。
すべての柄を同じように織り続けているわけではありません。
その年、その時期にしか出会えない柄もあります。
「この柄、好きだな」
「この色なら手持ちの着物に合いそう」
そう感じるカトルセゾンに出会ったら、一期一会の一本かもしれません。
夏の装いを涼しげに彩りながら、季節を越えて楽しむ。
そして、細かな織りの工夫によって生まれる立体感や光の表情を楽しむ。
博多織のメーカーがつくる夏帯「カトルセゾン」。
ぜひ、お気に入りの一本を見つけてみてください。
お問い合わせ
商品についてのご相談やご質問は、下記までお気軽にお問い合わせください。
お近くの店舗にて、皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。
- 博多本社 TEL:092-431-7721
- 京都支店 TEL:075-211-8488
- 東京支店 TEL:03-3662-2626
皆様のお問い合わせを、心よりお待ちしております。
▪️夏帯「羅組間道」シリーズは、こちらへ
▪️夏帯シリーズ紹介は、こちらへ
▪️織だけでない夏帯は、こちらへ
▪️夏の帯遊びは、こちらへ




