イマジンワンワールド「KIMONO」プロジェクト
イマジンワンワールド「KIMONO」プロジェクトは、日本伝統文化の華であり象徴とも言える「KIMONO」を中心に、日本の伝統技術の継承と普及のために活動です。
近年、需要の縮小などにより、古くより発展してきた伝統技術の伝承が困難になる中、これ以上の衰退を阻止するためにも、日本だけでなく世界中の方々に、まずは日本の伝統技術の素晴らしさを知っていただくことが欠かせません。
そうした現状に対し、私たちはオリンピックに参加する世界196ヵ国それぞれの自然や遺産、歴史文化を表現した「KIMONO」を196着制作し、世界を「おもてなし」するプロジェクトです。
筑前織物もこのプロジェクトに参加させていただき、フィリピン、トルコ、スウェーデン、タイ、ソロモン諸島、そして人間国宝 小川規三郎先生の作品カナダにもご協力させていただきました。
また、福岡を代表するデザイナーグループ ダーウィンLLPの代表である かねこしんぞう氏と九州産業大学の教授である後藤先生とそのゼミ生でデザイン制作を行い、その製織を博多織の育成学校である博多織ディベロップメントカレッジ(博多織DC)にて行なった共同プロジェクト(ノルウェー)の監修をさせていただきました。
このような活動の中で制作した帯をご紹介させて頂きます。
国をイメージし、今まで使用したことのない色味やデザイン構成、新たな機仕掛けなど、新たな挑戦となりました。

加賀友禅の着物と博多織の帯
トルコ帯
人間国宝 小川規三郎先生が製作された「カナダ」帯

このカナダ帯のコンセプトは、国旗だそうです。1965年に制定されたカナダ国旗。両側の赤い帯は太平洋と大西洋。中央のメイプルリーフがカナダを象徴。葉の先端の尖った部分と枝を合わせた12の数は、国を構成する10州と2準州を表しています。その12の数を、博多織の代表的な柄である献上柄(華皿 独鈷)、縞(親子縞、孝行縞)、そして間道(ストライプ)にて表現。カナダの象徴でもある大自然をストライプの色で表現し、緑から赤へ染まる季節感を表現。また、博多織の特徴でもある経糸の表現で、整経ぼかしを使い、カナダのナイアガラの滝、オーロラのカーテンを表現。
スウェーデン