NEWS

お知らせ

伝統工芸×地方創生×データ活用の可能性|RAMEN TECH 2026公式連携イベントに参加

伝統工芸×地方創生×データ活用の可能性|RAMEN TECH 2026公式連携イベントに参加

RAMEN TECHイベント

2026年10月9日、福岡・天神のWeWork 天神ブリッククロスで開催された、RAMEN TECH 2026公式連携イベント「【ろかとらべる×和歌山県白浜町】スタートアップ×行政 人流データで挑む観光DX」に参加してきました。

今回参加したのは、地方創生や観光DXの取り組みが、伝統工芸の世界にも新しい可能性をもたらすのではないかと感じたからです。

 

スタートアップと行政が取り組む観光DX

今回のイベントでは、和歌山県白浜町で実証が進められている「AI×NFCスタンプラリー(ろかとらべる)」をテーマに、スタートアップと行政がどのように連携し、地域の観光課題を解決していくのかが紹介されました。

興味深かったのは、技術やサービスの紹介だけではなかったことです。

自治体との連携を進めるうえでの庁内調整や予算の壁、関係者との信頼関係の構築など、実際にプロジェクトを動かしていくなかで直面する課題についても、リアルな話を聞くことができました。

また、AIを活用したサービスの開発過程で起こった失敗や、アプリとブラウザの挙動の違いによる開発上の苦労など、現場ならではの話も印象に残りました。

観光DXというと、最新のテクノロジーに目が向きがちです。しかし、実際に地域で活用していくためには、技術だけでなく、人と人との関係や行政との連携が欠かせないのだと感じました。

 

ろかトラベル説明風景

意外だったのは、行政関係者も参加していたこと

今回、個人的に意外だったのが、福岡市などの行政関係者も会場に足を運んでいたことです。

スタートアップ企業だけでなく、行政の職員の方々も参加し、同じ場で話を聞き、交流している。

こうした場があることで、普段は接点の少ない企業や行政、地域の関係者がつながり、新しい取り組みが生まれていくのかもしれません。

地域の課題を解決するためには、行政だけ、企業だけで考えるのではなく、それぞれの知識や技術、ネットワークを持ち寄ることが大切なのだと感じました。

 

伝統工芸にも、新しいコラボレーションの可能性があるのでは?

私は、博多織の製造・卸売を行う筑前織物の仕事に携わっています。

日々、伝統工芸やものづくりに関わるなかで、伝統を次の世代につなぐためには、これまでの取り組みを大切にしながらも、新しい接点や価値を生み出していく必要があると感じています。

今回のイベントに参加して、伝統工芸と地方創生、そして人流データやデジタル技術を組み合わせることで、何か新しいことができるのではないかと思いました。

例えば、地域のイベントや観光スポットを巡る仕組みと伝統工芸を組み合わせれば、これまで工芸品に接点のなかった人にも、その魅力を知ってもらえるかもしれません。

また、人の動きや回遊データを活用することで、どのような場所で、どのような人が伝統工芸に興味を持つのか、新しい発見につながる可能性もあります。

もちろん、実際に取り組むにはさまざまな課題があると思います。それでも、異なる分野の人たちがつながることで、これまで思い浮かばなかったアイデアが生まれるのではないでしょうか。

 

ramentech2026のイベント

伝統工芸の世界とは違う、会場の雰囲気も新鮮でした

もうひとつ印象に残ったのが、会場の雰囲気やトークの進め方です。

普段、伝統工芸に関する打ち合わせや仕事をしていると、どうしても業界内でのやり取りが中心になります。

それに対して、今回のイベントは、スタートアップや行政など、さまざまな立場の人が集まり、軽やかな雰囲気のなかで情報交換が行われていました。

新しいことに挑戦する人たちの考え方や、異なる分野の人たちが交わる場の空気感に触れられたことは、とても新鮮でした。

こうした場に身を置くことで、普段の仕事では得られない視点や発想に出会えるのだと思います。

伝統を守ることと、新しいことに挑戦すること。

このふたつは、必ずしも相反するものではありません。

むしろ、異なる分野の人たちと出会い、新しい技術や考え方を知ることが、伝統工芸の可能性を広げるきっかけになるのかもしれません。

今回の参加は、そんなことを考える良い機会になりました。

博多織をはじめとする伝統工芸が、地域や企業、行政、そして新しい技術とどのようにつながっていけるのか。

これからも業界の外にも目を向けながら、新しい可能性を探っていきたいと思います。

 

 

▪️工場見学体験談③合同会社Local Bridge 滝本 颯真様については、こちらへ

▪️ローカルブリッジ「「ろかシリーズ」は、こちらへ