人間国宝 小川規三郎監修 切子コラボレーション着尺(10色) 発表
第112回博多織新作発表会「博多織求評会」にて、
博多織唯一の人間国宝(重要無形文化財技術保持者)である小川規三郎氏の監修のもと、切子コラボレーション着尺(10色)を発表致しました。
人間国宝 小川規三郎氏に筑前織物グループの代表作である切子柄の着尺(第111回博多織求評会にて内閣総理大臣賞受賞)の色を監修していただきました。
小川規三郎氏と弊社社長丸本、そして筑前織物グループの製造部門を担当する福絖織物の伝統工芸士を含む一大プロジェクトとして、開発を進めてきました。
今回のプロジェクトのコンセプトは
・人間国宝 小川規三郎氏の製作した手織りの帯に合う着尺
・明るく、やさしい色味を使用した気品ある着尺
製作期間は、数ヶ月。
企画の段階から小川規三郎氏に参加いただき、
実際製作された貴重な手織りの帯に実際合わせながら、色出しをしていただきました。
試し織を何度も行い、
場合によっては緯糸だけなく経糸を染め直し、試行錯誤を重ねながら、
この度10色完成致しました。
また小川規三郎氏の帯だけでなく、小川規三郎氏の弟子となる博多織デベロップメントカレッジ卒で現在、筑前織物グループの製造部門を担当する福絖織物の女性スタッフ2名の手織作品とともに、トータルコーディネイトでご提案させていただいております。
本場筑前博多織の証紙だけなく、今回監修していただきました着尺には、
小川規三郎氏に一枚一枚自ら印を頂いております。
ぜひ、この奇跡のようなコラボレーション「小川規三郎監修 切子着尺」を、
よろしくお願い致します。
✳︎小川規三郎について
小川 規三郎(おがわ きさぶろう、1936年、福岡県福岡市博多区に生まれ、1951年より父であり後の人間国宝・小川善三郎に師事する。2003年重要無形文化財「献上博多織」技術保持者に認定。 日本伝統工芸展,日本工芸染色展などで受賞し,昭和62年日本工芸会正会員。九州産業大学名誉教授。博多織デベロップメントカレッジ学長。
お問い合わせは、筑前織物まで
TEL 092-431-7721