筑前織物株式会社は、1949年に創業した博多織の産地問屋をルーツとする会社です。
現在では、自社で商品を企画・製造するメーカーとしての機能を持ちながら、博多織をはじめとする幅広い商品を取り扱う問屋として、小売店様への商品提案や展示会なども行っています。
つまり、筑前織物の原点にあるのは、**「産地とお客様をつなぐ仕事」**です。
産地問屋として培ってきた経験やネットワークを土台に、ものづくりにも取り組むようになった。
この「問屋からメーカーへ」という歩みが、現在の筑前織物の特徴につながっています。

筑前織物の原点は「産地問屋」
創業当初の筑前織物は、産地に特化した問屋としてスタートしました。
産地問屋とは、産地のものづくりと、全国の販売店・お客様をつなぐ役割を担う存在です。
どのような商品がつくられているのか。
どのような技術があるのか。
今、どのような商品が求められているのか。
産地と販売の両方を知ることが、問屋の重要な役割です。
筑前織物は、長年にわたって博多織の産地と関わりながら、商品を取り扱い、全国の小売店様へ届けてきました。

その後、メーカーとしての機能を持つように
産地問屋として商品を扱う中で、
「こんな商品があったらいいのではないか」
「こういうものをつくりたい」
という商品への思いが生まれていきます。
そして筑前織物は、商品を仕入れて販売するだけではなく、自ら商品を企画し、ものづくりに関わるメーカー機能を持つようになりました。
現在では、博多織の企画・デザインから製織、検品まで、さまざまな工程に携わっています。
周船寺工場では、熟練の職人から若い世代の職人まで、博多織のものづくりに取り組んでいます。

「問屋」と「メーカー」、両方の視点があること
筑前織物の大きな特徴は、問屋としての経験と、メーカーとしてのものづくり、その両方を持っていることです。
メーカーだけであれば、ものづくりの視点が中心になります。
問屋だけであれば、商品の仕入れや販売店への提案が中心になります。
筑前織物には、その両方の視点があります。
つくる側のことが分かる。
そして、
売る側のことも分かる。
この両方を知っていることが、筑前織物の商品提案やものづくりにつながっています。
博多織を中心に幅広い商品を取り扱う
産地問屋をルーツとする筑前織物だからこそ、自社商品だけに限らず、幅広い商品を取り扱っています。
例えば、
・平地八寸名古屋帯
・袋帯
・半幅帯
・四寸単帯
・夏帯
・男帯・角帯
・紋小袋
・伊達締め
・博多織小物
など。
小売店様のご要望や売場に合わせて、さまざまな商品を組み合わせたご提案ができます。
「夏の商品を揃えたい」
「博多織の帯を中心に展示会をしたい」
「男帯を充実させたい」
「帯だけでなく小物まで揃えたい」
といったご相談にも対応しています。

博多織のものづくり
メーカーとしての筑前織物は、伝統的な博多織の技術を大切にしながら、新しい商品づくりにも取り組んでいます。
献上柄をはじめとする伝統的な意匠だけではなく、現代の着物やライフスタイルに合わせたデザインや商品も開発しています。
夏帯、男帯、半幅帯、小物など、博多織の可能性を広げる商品づくりにも取り組んでいます。

博多織求評会への取り組み
筑前織物は、博多織の新しいものづくりを発表する場である博多織求評会にも長年取り組んできました。
これまで数多くの作品を出品し、内閣総理大臣賞を15回以上受賞しています。
伝統を受け継ぐだけではなく、新しい意匠や技術を取り入れながら、次の博多織をつくる。
それも筑前織物の大切な仕事です。

東京・京都・福岡をつなぐ
現在の筑前織物は、福岡・東京・京都を拠点として、お客様とのつながりを築いています。
福岡では、博多織の産地に近い場所で、ものづくりと商品提案を行っています。
東京では、首都圏の小売店様への営業や展示会などを行っています。
京都では、呉服の中心地の一つである京都で、小売店様や業界関係者の皆様へ商品を提案しています。
産地を知り、商品を知り、販売の現場も知る。
それぞれの場所で得られる情報や声を、次の商品づくりにもつなげています。

筑前織物が大切にしている「伝統と革新」
筑前織物は、産地問屋として始まり、そこからメーカーとしての機能を持つようになりました。
その歩みの中で大切にしてきたのが、「伝統と革新」です。
博多織という伝統産業を守る。
しかし、守るだけでは未来にはつながりません。
時代に合わせて新しい商品をつくる。
新しいお客様に届ける。
新しい販売方法を考える。
そして、博多織を次の世代につないでいく。
これからも筑前織物は、産地問屋として培ってきたネットワークと、メーカーとしてのものづくり、その両方を活かしていきます。

伝統を未来へ。価値を社会へ。
筑前織物は、博多織を中心とした伝統産業を基盤に、新しい価値を創造する企業を目指しています。
産地と販売店をつなぐ。
ものづくりとお客様をつなぐ。
伝統と未来をつなぐ。
それが、産地問屋から始まった筑前織物の仕事です。
筑前織物株式会社
1949年創業。
博多織の産地問屋をルーツに、メーカー機能を持つ企業へ。
伝統と革新。
伝統を未来へ。価値を社会へ。
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