卒展 -博多織DC14期生-
今週から始まりました博多織デベロップメントカレッジ(博多織DC)の卒展に行ってきました。
毎年、その卒業生たちで開催場所やコンセプトを自分たちで考えて開催されますので、去年はアジア美術館、今年は福岡市美術館での開催で場所からとても新鮮でした。
今年の卒展では、個人ブース形式で展示されており、制作コンセプトや空間プロデュースがとても個性的でした。
レトロな喫茶店の中にいるような演出や、作品を詩で表現する空間や、呉服の世界ではあまりみないような造作物で空間を演出したりなど、帯や着物を引き立たせるような空間使いに、とても引き込まれました。
お客さんが少ない時間であったのも重なって、一人一人自分の作品コンセプトや織り方、工夫した点などを説明していただき、私も少し知識がありますので、その工夫の大変さや織り方の難易度などを踏まえながら、すごく頑張っている姿にパワーをもらいました。
ただ帯や着物があるだけではなく、空間の中に帯や着物があり、そこに製作者の思いを文字にした演出もありますので、着物好きの方だけでなく、多くの方に楽しめる機会だと思います。
今週末まで開催されていますので、ぜひこの機会に若手の職人さんたちのオリジナル作品に触れてみてはいかがでしょうか?
日時 : 2022年2月15日(火)〜20日(日)
場所 : 福岡県立美術館 3階展示室
※詳しくは、こちらへ(博多織DC HP)