博多織

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「黒田官兵衛」を博多織で再現

この度、筑前織物ではNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』に合わせて、豊臣秀吉を天下人にした天才軍師「黒田官兵衛」を博多織で再現しました。福岡にゆかりのある人物で、その黒田官兵衛こと後の黒田如水をモチーフに極めて細やかな意匠で丹念に博多織で製織いたしました。

官兵衛_frame官兵衛の代名詞とも言えるお椀を逆さまにした形の兜と胴具足。当時は変わり兜が流行ったとは言え、その中で群を抜く変わり種です。1-IMG_5589黒田如水 直筆の辞世の句

おもひおく 言の葉なくて つひにゆく みちはまよわじ なるにまかせて

出家後の黒田如水象と兜・胴具足、辞世の句など、黒田官兵衛ゆかりのもの3点をひとつの作品の中に、バランスよく配したオリジナル作品です。1-IMG_55751-IMG_55781-IMG_5575意匠を手がけましたのは、博多織求評会等で内閣総理大臣賞を始め、数々の受賞作品を意匠しています伝統工芸士が担当しました。。

それ故、織り地1枚1枚の横密度を均一にする事ができ、2枚の絵羽柄をほぼ完全に合わせることができます。50cm幅の全く異なる意匠の2枚の織り地を合わせてひとつの作品となる技がここにあります。

2(104) 5_01
官兵衛の出家後
黒田如水像(福岡市博物館蔵)
朱漆塗合子形兜と
黒糸威五枚胴具足(福岡市博物館蔵)

経糸には3,792本の地糸と936本の絡み糸で、2種類の太さの違う厳選された絹糸を使用。緯糸も、厳選された経糸と異なる種類の絹糸を使用しています。

  • 大きさ:幅46cm×高さ123cm×2枚折り
  • 経糸の色数:19色
  • 越数(3.78cm)間100越

「黒田官兵衛」について

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。三人の天下人に愛され、恐れられた男、官兵衛。
その類いまれな知略と先見性で戦国の世を駆け抜けた知将・黒田官兵衛孝高(如水)は、戦乱の世にあって「戦わずして勝つ」を実行した、奇跡の名将。如水の死後、長政はその意を受け、諸領内の長崎街道の整備を行い、筑前六宿という宿場町の形成を促すとともに、戦乱時に城下町・福岡が荒らされないように対策をとりました。また、黒田家の精鋭家臣「黒田二十四騎」の栗山備後利安、後藤又兵衛基次、母里太兵衛友信、井上周防之房などを隣国との国境を守る六つの端城(麻氐良城、益富城、鷹取城、黒崎城、若松城、松尾城を指し、筑前六端城といわれる)に派遣し、筑前国の安泰を図りました。官兵衛、黒田家にまつわる資料は現在、福岡市博物館に所蔵されています。

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