西日本新聞に記事掲載
先日行われました博多織工業組合の最大のイベントである「博多織求評会」の結果が、さっそく西日本新聞の記事に掲載されていましたのでご紹介させていただきます。
筑前織物のモノづくりは、大きくは11月に開催される求評会と、夏物の新作発表会という大きな柱(目標)をもとに、ものづくりを行なっております。
その中でも大きな柱が「求評会」であり、全国のバイヤーさん、問屋さん、小売店様が一同に博多に入り、選品いただきます。
ものづくりの過程では、京都、東京、博多の営業マンが実際お客さまとお話し、現場で感じたトレンドを工場の意匠部に伝え、そのアイデアをもとに会議を行い試作、試作、試作の毎日です。
営業マンがokを出した物だけが作品化されます。
作品化されるものよりも実際は、試作止まりのものが多いのが実情です。
コロナ禍ということあり、リモートでの会議や制作日数などが限られた中ではありましたが、できる範囲の新作博多帯や着尺を作成しご覧いただきました。
筑前織物の役割として、博多織でできる品種はできるだけ制作するという役割(目標)がありますので、袋帯、佐賀錦、紋八寸、紗八寸、着尺、男帯と幅広くものづくりしています。
年々、ものづくりしにくい環境になってきていますが、できる限りの制作を行い、その結果として、最高賞である内閣総理大臣賞及びその他の賞をいただけたことは、大変励みになります。
どうぞ今後とも、筑前織物の博多織をご愛顧くださいませ。何卒宜しくお願い致します。