桂由美ドレス生地 制作
2009年2月に「ユミカツラ・パリ・グランドコレクション・イン・トーキョー」が、ザ・プリンスパークタワー東京で開催されました。テーマは「スパークル」。ゲストモデルに潮田玲子さんが登場され、120点が披露されました。
そのうちの二点は筑前織物が製作した生地を使ったドレスです。ドレス生地の制作は初めてに近い経験ではありましたが、素材感、色目、立体感にこだわり、絹の光沢を活かしつつ制作させて頂きました。




桂由美 1930~2024. ファッションデザイナー
昭和5年東京生まれ。 共立女子大学家政学部を卒業。大学卒業後にフランスに留学し、デザインや縫製の技術を学ぶ。1965年に東京の赤坂に日本で初めてとなるブライダル専門店をオープンし、日本初のブライダルショーも開催。花嫁は和装が一般的だった時代に「7つの個性をデザインする」をテーマにオリジナルウエディングの重要性をアピールし、女性の個性と体型を美しく見せるドレスが評判を呼びました。彼女がデザインするブランド「ユミカツラ」のドレスを纏って結婚した花嫁は約80万人にも上り、日本の婚礼衣装にウエディングドレスを根付かせたのはもちろん、アメリカやヨーロッパ、アジア各国と、世界中の花嫁たちの特別な一日を彩ってきたのです。特に着物から着想を得た「ユミライン」と呼ばれるドレスは、体型を選ぶことなく理想のプロポーションを描くドレスとして花嫁を魅了し続け、「ユミカツラ」の代表作となっています。また、トップデザイナーとしてだけではなく働く女性実業家のパイオニアでもあり、晩年も精力的に仕事に取り組んでいました。